第93回目 ’06/10/14/ 製作者のひとり言
 前回に引き続きまして、
スマートダイバー養成講座をお届け致します。

今回は「やってもイイけどやらなくてもイイ」
そんな細かいテクニック?をご紹介致します。
もちろん、やっても、やらなくてもダイビングの安全を、
左右する訳ではありませんので、ご安心下さい。

 ・器材は必ずひとまとめに
 最も基本的な事で、ダイビング前だけでなく、
 ダイビング終了後にも心がけると大変ラクになります。
 しっかりと自分の器材をまとめておく事によって、
 器材が無くなったり、他の人の器材に混じったり
 誤って踏みつけられ、壊れてしまったりという事が無くなります。
 所定の位置にまとめておくと、非常にスムーズに事が運びます。

 ・器材の微調整はエントリー前に済ませておく
 船酔いする方には効果的です。
 船の航行中や乗船前にスノーケルを取り付けたり、
 フィンのストラップを調整したり、マスクの曇止めを行ったり、
 器材をいつでも背負える状態にしておけば、
 慌てずエントリーする事ができます。

 ・本当に使用する道具以外は持たない
 セキュリティーグッツなどはまだいいのですが、
 ダイビング中にほとんど使わない物を携行すると、とっても邪魔です。
 BCのポケットに収まらない小物は持たない方が得策です。
 BCにあれやこれやとぶら下げて泳ぐと、
 サンゴに引っ掛けたり、なにかと環境にも良くありませんし、
 なにより泳ぐのに抵抗になります。
 通常のダイビングでBCに何かをぶらさげ、水中に持って行く時は、
 1つか多くても2つまでにしておいた方が無難です。

 ・フィンは最後に履く
 たまに見かける失敗ですね。フィンを先に履いてから、
 マスクの曇止めや、移動をしようとすると、おもいっきり大変です。
 状況にもよりますが、フィンは極力最後にしましょう。

 ・マスクの曇止めは水面(水中)で行う
 我々が良く使うテクニックです。
 船上から水面の水をすくうのも面倒なので、
 曇止めを行ったら、完全に器材を装着し、
 すすぐのはエントリー後に行います。
 水中や水面で少しマスクに水を入れ、
 軽く頭を振って曇止めをすすいだ後、マスククリアを行います。

 ・エントリーやエキジットする場所を考える
 エントリー時は、エントリー場所の水深や、
 ロープの有無、後方の安全などを確認します。
 潜降にロープが必要な場合は、
 よりロープが近い位置からエントリーすると、
 泳ぐ距離を短くする事ができます。
 ボートでのエキジットの際は、
 ラダー(はしご)の側を狙って浮上していくと、
 より楽にエキジットする事ができます。

 ・スーツの微調整は水中で
 船上や陸上で多少スーツがずれていても、
 エントリーして、水中で胸元や袖・裾などから水を入れると、
 すぐに体にフィットします。
 船上でスーツと格闘するよりも、
 短い時間と少ない労力で調整できます。

 ・BCのベルトは水中で締め直す
 水中は浮力があり、かなり器材が軽くなりますので、
 BCの肩のベルトなどの締め込みを行います。
 あと、潜降に伴い水圧によってウエットスーツも、
 圧縮され縮んでしまいます。
 それに合わせ、BCやウエイトベルトなどの調整も、
 潜降後に再度行うと、水中でのフィット感がUPし、
 移動がとてもやりやすくなります。

 ・カメラの設定は撮影前に行っておく
 潜る前に撮影する被写体が決まっているのなら、
 その被写体の目前でカメラの設定をするのではなく、
 エントリー前や、被写体に遭遇する前に設定をしておきます。
 マニュアル撮影をするのであれば、
 絞りやシャッタースピードを大まかに決めたり、
 ストロボの位置や光量をある程度決めておいたり。
 コンパクトなカメラでも、マクロモードにするのか?しないのか?
 ストロボのON・OFFは?・・・etc。
 オートで撮影しないのであれば、事前に設定しておく事によって、
 撮影ミスを減らしたり、被写体に逃げられたり、
 エアーや減圧などの時間を、有効利用する事ができます。

 ・タンクのエアーは勢いよく出して一気に吹き飛ばす
 レギュレーターの1st部分に、
 水やゴミが入らないようにする為の【ダストキャップ】ですが、
 ダイビング終了後に、付着している水を乾かす必要があります。
 タンクの余ったエアーを使って、水を飛ばすのですが、
 その際に、いけてない銭湯の古いドライヤーのように、
 「そよ風」で乾かそうと、頑張っておられる方を稀に見かけますが、
 大変時間が掛ります。ダストキャップに付着した水を、
 【乾かす】というよりも【吹き飛ばす】といった方が、
 正しいかと思われます。
 タンクのバルブは大胆に開放して、一気に水を吹き飛ばしましょう。
 ただ、エアーが噴出する音がかなりしますので、
 耳元や近くに人がいる場合のバルブ開放には十分ご注意下さい。

 考えれば、まだまだ出てきそうなのですが、
当たり前に使っている技術なので、
いざ考えてみると、どんな事があったっけ?と、なってしまいます。(笑)
また、思いついたら追記しておきますね。

 まだまだ、皆様のリクエストにもお答えし続ける、
スマートダイバー養成講座です。
ダイビング歴14年のガイドさんに聞きたい事がございましたら、
お気軽に製作者宛までメールして下さいね。
私的な事と、お金の事以外なら、喜んでお答えしますよ〜。(笑)

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